時をかける表象

東大に2度落ちてもなお未だに浪人生をしているという学生の日記。記事と日記に分かれてます

夕陽がシズム

2018/07/24 火曜日

 

神様が空にフタでもしたら地球規模のサウナができてしまうんじゃないかというほど最近は暑い

暑すぎる

小学6年生の時、組体操の練習中に汗を拭いながらやるせない気持ちのやり場を探していた頃の自分に言ってあげたい

10年後はもっと暑いぞって

中学3年生の時、初めて400mに出場した市民大会の予選と決勝の間、夏休みも終わりが近づいて近くの市民プールで子供のはしゃぐ声を放送席の裏の日陰で聞きながら、競技場の向こうの方で陽炎が立っているのを見て、あまりの暑さと捨て試合に対するやる気ない状態の解決策を探していた頃の自分に言ってあげたい

5年後は自転車漕ぐだけでもやる気なくなるぞって

夏が始まって自習室の人は多い

いつもの席をジャックされる回数が多くなって、上の自習室を使うようになって数日経つ

上の自習室は開放的で、長机に1人座るタイプで、なんか仮校舎って感じがする

プレハブで、歩けばミシミシと音がなるような、でもどこかおばあちゃんの家に行ったみたいな感じがする

まぁおばあちゃんの家に最後の行ったのは10年近く前の話だけど

ドアはガラガラガラとベランダみたいなドアで、クーラーは自由に使えるけど、クーラーのボタンのところにも人が座ってて申し訳ない気分になる

そんな自習室難民の自分に対して追い討ちをかけるような形相でズカズカと音を立てる人間の生い立ちを知りたい

歯医者さんが虫歯を抜いた時に一緒に思いやりという神経まで抜けたのかと思えるほど、尋常じゃない音を立てて教材を机に置く人生の敗者さんとか

生まれた時にデリカシーという必要事項を母のお腹に忘れてきたんじゃないかと思えるほど、常軌を逸した勢いで丸つけをし、震度3くらいの揺れを感じさせながら鬼のような形相で歩く震度さんとか

それらの魑魅魍魎たちが姿を消した時に、見える夕焼けとか

この自習室は4階か3階かその辺にあって、結構いい景色が見える

ドタバタとひっきりなしに音を立てる化け物たちが寝静まった後に訪れる平穏が寂しくさせる

みんなが一気に授業やらご飯やら談笑やらで抜け出すと広くも狭くもない空間に自分と、自分とお母さんくらいの年齢で予備校に通ってらっしゃる方と2人になったりする

西日の差す赤茶けた部屋のロマンチシズム

今日もまた夕陽がシズム