時をかける表象

東大に2度落ちてもなお未だに浪人生をしているという学生の日記。記事と日記に分かれてます

メンヘライジングさん

2018/07/09 月曜日

 

俗にいう「メンヘラ」っていうのは、個人単位で意味をなすものではない
だって本当に孤独なら傷つくことさえできないから
自己満足に満ち溢れた愛情と、空虚な期待と失望の繰り返しによって「メンヘラ」は円を描くように集団的に作用するものだと思う


例えばクラスの行事で自分の思い通りにならなくてヒステリックを起こす女の子
人目もはばからず泣いて、怒って、自分は悪くないの一点張り

ただわがままなだけなのに


例えば授業中に急に怒り出す学校の先生
1人で怒って教室を飛び出し、なぜ止めに来ないのかと虚しい声で怒鳴る
こうした突発的な「メンヘラ」は間違いなく集団全体の士気を下げる
そして集団の不満を募らせる
そんなの自分勝手じゃないか、という考えが相手によぎった時、「メンヘラ」は伝染する
そしていきなり「メンヘラ」化する時に備えてみんながみんなを警戒するようになる
周りの人の「メンヘラ」化がどこまで進展しているかわからないから
相手の突発的な「メンヘラ」が発動してしまわないように、お互いがお互いに対して報われない譲り合いをする

どこを怪我するかわかっているから、もうすでにガーゼを当てて人付き合いをする

そうすると外から見た表面しか知らない連中が言う
ずっと良い雰囲気で羨ましい、って
優雅に見える白鳥は水面下で必死にもがいているって知らないの?

 

蹴落とし合って、馬鹿にしあって、どうせお前はって思い合う

特別な人間なんていないのに
そんな干からびた優越感に浸る中で次第に「メンヘラ」が蔓延して、自分は特別だと思い込む
そしてその「メンヘラ」化の歪みを一身に受ける人間が生まれる
自分勝手な寂しさ、悲しさ、嫉妬心からとんでもないことをする奴がいるから、純真無垢な少女を今日も母親が部屋に閉じ込める
「みんな」という言葉を使うとき、「みんな」に「自分」が含まれているということを認識できてない人間は多い
「メンヘラ」化されて腐った集団に属して、その空気に触れている時点で、自分が思っているよりも自分は、なりたくない自分に近づいている
「メンヘラ」を自覚していない「メンヘラ」の蔓延で世界は覆われている
今日もため息で窓ガラスが曇っている